お前は一体何者なんだ?


今日の旅路がいつもより気分が乗らないのは、上司に仕事を任せて出てきたからというだけではない。

私という半透明な人間は、ずっと大きな力の影を写し込んでいたらしい。
自分という実体を持つことでその影を追い出そうとしているのだが、今までその影がいることが当たり前だったので、自分と分離することがただ怖いのである。
しかしその影と実体を持ち始めた自分の形が合わなくなってきていることをひしひしと感じ、ただ右往左往しているのだ。

こういう状況で旅に出るのは大きな意味を持つようで。
どっちつかずの状況から逃げ出すにはサンダーバードでは遅いくらいだ。

今回の旅の始まりは金沢。
一人で飲む酒は何度も自分の感情を反芻するから少し苦くて絶妙に美味い。

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