あんなに前からゴールデンウィークに高野山に行こうと決めていたのに、ガイドブックすら買わず貴重な休みを家でだらだらと過ごしてしまったのは、弘法大師がお呼びでなかったからだ


お前が本当に腹に収めている想いとは何か?
その正体に気付いてから来い、と



始発の電車に乗って高野山まで約4時間
今日こそは早く寝ようと決めていたのに急に思い立って劇団四季のチケットを取っていたらやっぱり日付が変わってしまった。
いつもは5時過ぎに起きるのに何度もアラームを鳴らすのに今日の4時起きは一発で起きる。

7月14日
最高な三連休の幕開けである


いつものJR神戸線もいつもと違う階段からホームに降りていつもと違う車両に乗る。
これだけで十分な電車旅が成立するのだから不思議だ。

三宮で阪神に乗り換える。普段乗り慣れない電車はもっとわくわくする。特に尼崎辺りを越えて大阪が近づくほど胸が高鳴る。
洗練された大都会とスラム街を思わせる町並みが地下鉄数分で繋がる都市。
開けてはいけない扉を開けてしまった感、私を含めみんなが足早に歩くのはそのせいだろうか


なんばで南海電鉄に乗り換える。
よく考えたら大学3年の西医体でなんばから南海電鉄に乗ったんじゃないかな?
何となく見覚えがあるエスカレーターと改札。
本来方向音痴なのと優秀な医学生たちについて行ってただけなのであまりよく覚えていない。
スーツケースと防具を持ってすり抜けるようにして通った改札を今日はリュック一つで軽快に通り抜ける。


南海高野線急行橋本行き

予定していたものより1本早い電車に乗れた。
車窓からの風景がなんばのごたごたした都会からどんどん田舎に移り変わって行く。
遠い日の夏休みを象徴するかのような風景だ


橋本で南海高野線極楽橋行きに乗り換え
二両編成の小さな電車
ここからが今までの人生の中で一番心躍る電車旅になる
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もう一つ後の急行の乗り継ぎを待って出発。
1本早い急行に乗れたから座れましたが、もう1本後だったら座れていませんでした。

最初は田園風景の中に住宅地がある風景を走ります。
車窓から見えたひまわり
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高野山の標高は約800m
だんだんと上り坂になってきてほぼ崖を走るようになります。
車窓からは崖の下に広がる風景が見えます。

本当に透明度の高い綺麗な川が流れていました。きっと手を浸すと冷たいんだろうな
写真に収めることができず残念。

高度が上がるにつれてカーブが多くなりブレーキを軋ませながらゆっくりと登っていきます。
所々に誰か通るの?と疑問に思う程の細い小路がありそれぞれに小さな踏切がありました。なんと可愛らしい。
しかしどれもこれも一瞬で通り過ぎるので写真が撮れず、嫌吉になったので写真を撮るのをやめてしっかり心に刻んでおくことにしました。

頑張ってトライしてなんとかカメラに収まった踏切。ちょっと大きめ
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九度山駅と踏切。
真田幸村と縁がある土地ならしく、柱や壁が赤く塗られ至るところに六文銭の家紋が描かれていました。
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下りの電車と踏切。
基本的には単線なのですれ違いポイントで待っててくれたみたい。
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車窓からの風景
時折視界が開けたら電車がとても高いところを走っていることを改めて実感します
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極楽橋駅でケーブルカーに乗り継ぐのですが、その途中の通路がとても夏らしかった。
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ケーブルカーで高野山駅まで上がります。
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電車でクロスかロードを輪行してる人がいました。有名国立大学の学生さんでどうやらサイクリングの部活?サークル?に所属してるみたいでした。

次に高野山に来るときはクロスを連れてきて、龍神温泉の方とかまで足を伸ばそうかな、と思いました。

そういえば箱根でケーブルカーに乗ったなあと思い返して、風景や高野山内のバスの運賃表とかを見てると高野山駅に到着しました。

奥之院行きのバスがすぐに発車しそうだったので走って乗りました。
楽しすぎる電車旅を終え、いよいよ高野山へ!
既に非日常を随分とエンジョイしましたが、ここからは全くの異空間が広がっているのでしょう。

ああ、ニヤニヤが止まらない。
この高揚感、旅の始まりはいつも最高に楽しい。