前回摩周湖まで辿り着いたので今回は川湯温泉方面へ摩周湖第3展望台経由で下っていきます。


摩周湖の霧が晴れないか様子見を兼ねて売店の中を見ていました。印象としては北海道のお土産のメインどころが揃っているな、という感じでしょうか。お土産を1万円以上購入で送料が500円という貼り紙に惹かれて色々と見てましたが、どう考えても1万円以上購入するアテがないので大人しく空港で買うことにします。

お昼を食べて多少ゆっくりしましたが、霧は一向に晴れずむしろ濃くなる一方。
名残惜しい気持ちもありましたが、やむを得ず下ることにします。

外に出ると霧雨が降っていました。荷物になるから置いていこうか悩んで、念のために持って来たカッパとリュックカバーがここで役に立ちました。

クロスに乗ってまずは第3展望台を目指します。ここからは下り坂、と意気揚々と出発したのですがなんてこったい、まだ上り坂が続きます
実は第1展望台より第3展望台の方が標高が高いんですよね…
ちゃんと分かっていたのに上り坂のミッションを達成したと1回認識してしまったので、力が抜けて少しの上り坂でもめちゃくちゃしんどい

あれ?こっから下りちゃう?
チャリ漕いで全然進まへん
後ろ振り返って上り坂やん!

っていうワンパターンすぎるやりとりを1人で何回も繰り返し、もはや何かの病気かと思いました。誰か頭のMRI撮ってあげて...


長い上り坂にも終わりがくるもので第3展望台のいくらか手前で下り坂に変わります。もうこの時の感動ったら...!あんなに漕いでも漕いでも進まなかったクロスが進む進む!

よっしゃー!!!下り坂やー!!!

叫んだ後で周りに誰もいないことを確認...笑

少し行くと第3展望台が見えてきます。展望台と言っても駐車場と少し広い空間があるだけで、第1展望台のような売店とか建物はありません。晴れていれば絶景だったのでしょうが、霧のせいで全く何も見えず...(›´ω`‹ )
そのままクロスで通過しました。


第3展望台を過ぎれば永遠と下り坂!楽勝!と思いきや実は全然そんなことない!

駐車場のおじさんや売店のおばちゃん達に下りの方が気をつけてね、と言われた意味がよく分かりました...

摩周駅~摩周湖間よりも摩周湖~川湯温泉間の方が急勾配&急カーブなのです。

油断しているとどんどんスピードが出てカーブに差し掛かります。
クロスは前傾姿勢で乗るので急ブレーキをかけると前のめりにコケそうな感覚に襲われました。しかも雨のせいで視界が悪く、いつもよりブレーキが効きにくく滑りやすい。

やばい、事故る要素しかない...

上りも自分との戦いでしたが、下りも別の意味で自分との戦い。
いかに目に入る視界に注意を払い続けられるか。

不意に友人に言われたことを思い出しました。クロスやロードでの事故は2種類あると。一つは自転車が人間を守ってくれる事故。もう一つは人間が自転車を守る事故。

23歳の自分も買って1ヶ月ちょっとのクロスも損傷したり、失うにはまだ早い。

注意を散漫させる意識や声を遮断するのに必死でした。


私が旅をしている時、非日常の世界で日常のことを考えたり、旅の道中の出来事を回想したり、今の自分や過去、未来について考えたりしていることが多いように思います。

私にとって旅とは、様々な次元に存在している自分に会いに行くようなものなのでしょう。

この旅も例外なく色んな自分に出会う旅だったのですが、今から思えば摩周湖から川湯温泉まで下るこの間だけは湧き上がる回想や、多次元から囁きかける自分を遮断していたのだと思います。

あの時頼れるのは自分だけだと思ったのはきっとそのせいでしょう。
あの瞬間には雨に濡れ、寒さで悴んだ手でブレーキを握りしめる私しかいなかったのです。


ずっとずっと続く長い下り坂も釧網本線の線路が見えてくると終わりになります。
時間的に屈斜路湖周辺を観光するのは無理だったので、硫黄山に行ってホテルに向かうことにします。

雨に降られて髪はボサボサ、カッパもポンチョ型だったため膝下も濡れて、泥をはね上げてクロス共々汚れてザ・みすぼらしい人になりましたが、無事に硫黄山に到着しました!
IMG_7772

硫黄山に行く前に寒すぎたので、とりあえず売店に逃げ込みます。ここの売店でもお土産を1万円以上購入で送料が500円というのをやっていました。

暖を取るため蒸し玉子とコーヒーを購入。
他の観光客が熱い熱いと言って殻をむいている玉子を首に当て、その玉子がぬるくなるまで小石原の体温上昇に貢献してもらいました。
しかし、ぬる玉子とコーヒーを飲んだだけでは悪寒が止まらず、自販機でカフェラテを追加購入。暖を取りながら硫黄山に歩いていきます。

少々硫黄のガス吸ってもいいから熱源に近づきたい一心でどんどん近くへ。
IMG_7776

立ち入り禁止のところにはロープが張ってあるのでそのギリギリまで行きます。
18-06-15-17-16-59-375_photo

今年は硫黄山のやる気があるらしく、ロープより手前のところからも硫黄が噴き出していました。そのサービス精神イイね!
IMG_7782

サービス精神旺盛な硫黄と寒すぎてカッパ脱げない小石原。
BeautyPlus_20180617143900849_save


さてそれでは時間も時間なので、ホテルまで向かいます。どんなに近寄っても硫黄では身体が暖まらず、もう1本カフェラテを投入。

さあ、あと2km走ります!

次回は北海道一人旅最後に宿泊したホテル、名湯の森 きたふくろうについて書いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m